P2Pのファイル転送には、クラウドサービスにはないルールが1つあります。受信者が終わるまで、送信者はオンラインで いなければならないことです。これは、ファイルを直接送ることの正直なトレードオフです。このガイドでは、このルールが ある理由、実際にどのくらいの時間接続しておく必要があるか、Windows、macOS、ブラウザをスリープさせない方法、そして それができないときに代わりに使うものを解説します。
なぜ送信者はオンラインでいる必要があるのですか?
P2Pファイル転送では、ほかのどこにもコピーがないからです。クラウドサービスでは、まず ファイル全体をアップロードし、プロバイダーがそれを保存し、受信者は好きなときにプロバイダーのサーバーから ダウンロードします。StrongFolderでは、事前に何もアップロードしません。受信者がリンクを開くと、受信者のブラウザが あなたのブラウザにファイルを要求し、あなたのブラウザがディスクからファイルを読み込んで、暗号化されたWebRTC接続で 送ります。
この設計こそが、P2Pの利点を生んでいます。
- アップロード待ちがない — 受信者はすぐに始められます。
- 保存されるコピーがない — ファイルがStrongFolderのサーバーにアップロード・保存されることはありません。
- サービス側のサイズ上限がない — 料金を払うべきストレージがないからです。
そして同じ設計が、このルールの理由でもあります。あなたのタブが閉じると、送り元が消えます。 リンクは送信者が共有を続けている間有効です。送信者が「Stop Sharing」(共有を停止)をクリックするかタブを閉じると、ファイルは利用できなくなります。
P2P転送を止めるものは何ですか?
| 出来事 | 転送は続くか | 対処法 |
|---|---|---|
| 別のタブやアプリに切り替える(パソコン) | 通常は続く | StrongFolderのタブを開いたままにする |
| StrongFolderのタブやブラウザを閉じる | 続かない | 受信者が終わるまで待つ |
| Stop Sharingをクリックする | 続かない | 全員がファイルを受け取ってからにする |
| パソコンがスリープまたは休止状態になる | 続かない | その間はスリープをオフにする |
| バッテリー駆動中にノートパソコンの蓋を閉じる | 続かない(スリープする) | 電源につなぐ。蓋を閉じたときの動作を変えるか、開けたままにする |
| Wi-Fiが切れる、またはネットワークが変わる | 続かない | 安定した接続を使う。可能なら有線で |
| ブラウザがメモリ節約のためにタブを破棄する | 続かない | サイトを「常にアクティブ」の一覧に追加する |
| スマートフォンの画面がロックされる、またはブラウザがバックグラウンドに移る | 一時停止することが多い | 送信中はページを画面に表示したままにする |
受信者の側も同じです。受信者のパソコンがスリープすると、受信が止まります。受信者にもオンラインでいてもらうよう 伝えましょう。
どのくらいの時間オンラインでいる必要がありますか?
転送は、あなたの上り速度(または受信者の下り速度の遅いほう)より速くはなりません。受信者1人の場合の最短時間は 次のとおりです。
| サイズ | 上り20 Mbps | 上り50 Mbps | 上り100 Mbps | 上り500 Mbps |
|---|---|---|---|---|
| 5 GB | 約33分 | 約13分 | 約7分 | 約1.3分 |
| 20 GB | 約2.2時間 | 約53分 | 約27分 | 約5分 |
| 50 GB | 約5.6時間 | 約2.2時間 | 約67分 | 約13分 |
| 100 GB | 約11時間 | 約4.4時間 | 約2.2時間 | 約27分 |
| 500 GB | 約2.3日 | 約22時間 | 約11時間 | 約2.2時間 |
実際の転送は、プロトコルのオーバーヘッド、ディスクの速度、そして制限の厳しいネットワークではリレーの経由によって、 これらの数値よりやや遅くなります。1つのリンクを複数の受信者が開けます。各受信者は送信者から直接ダウンロードします。 3人が同時にダウンロードすると、あなたの上り帯域を分け合う ので、それぞれが約3分の1ずつになります。
上り速度を調べるには、任意のインターネットのスピードテストを実行し、上りの数値を見てください。多くの家庭の 回線では、下りの数値よりはるかに低くなっています。
転送中にWindowsをスリープさせないには?
- ノートパソコンを電源につなぎます。 省電力モードでは、スリープがより積極的に働きます。
- 設定 → システム → 電源とバッテリー → 画面とスリープ(最近のWindows 11では画面、スリープ、休止状態の タイムアウト、Windows 10では設定 → システム → 電源とスリープ)を開き、その間は電源接続時のスリープを なしに設定します。
- 蓋を閉じる場合は、コントロール パネル → 電源オプション → カバーを閉じたときの動作の選択 → 電源に接続: 何もしないに設定します。終わったら元に戻しましょう。
- 画面をオフにするのはかまいません。転送を止めるのはスリープだけです。
- 任意:Microsoftの無料ツールPowerToysにはAwakeが含まれており、電源プランを変えずに、指定した時間PCを起動した ままにできるタスクトレイのツールです。
転送中にMacをスリープさせないには?
- MacBookを電源につなぎます。
- システム設定 → バッテリー → オプションを開き、ディスプレイがオフのときに電源アダプタで自動スリープさせないを オンにします。デスクトップのMacでは、エネルギー(省エネルギー)の項目を確認してください。メニュー名はmacOSの バージョンによって多少異なります。
- またはターミナルを開いて
caffeinate -iを実行します。Ctrl+Cを押すまで、Macはアイドル状態でスリープしなくなります。 macOSに標準で入っています。 - MacBookが電源と外部ディスプレイにつながっていない限り、蓋を閉じないでください。閉じるとスリープします。
ブラウザのタブをアクティブに保つには?
- 受信者が終わるまで、タブを閉じず、ブラウザも終了しないでください。
- Chrome: 設定 → パフォーマンス → 常にアクティブにするサイト → 追加 →
strongfolder.com。これで メモリセーバーがタブを無効にするのを防げます。 - Edge: パフォーマンスの設定で、スリープさせないサイトの一覧(スリープ中のタブ)にこのサイトを追加します。
- スマートフォン: ページを画面に表示したまま、スマートフォンのロックを解除しておきます。モバイルブラウザは バックグラウンドに移ったページを一時停止します。長時間の送信にはパソコンを使いましょう。 パソコンからスマートフォンへのファイル転送をご覧ください。
- 同時にほかの大きなアップロードを避けましょう。クラウドバックアップ、写真の同期、ビデオ通話は同じ上り帯域を 奪い合います。
無料 · ブラウザで · 登録不要
長時間の転送はどう計画すればいいですか?
- 受信者と時間帯を決めておく — 両方のパソコンが起動していて、両方がオンラインである時間。
- 席を立つ直前ではなく、席を立つ前に余裕をもって始める:最初の数分で、接続が直接かどうか、どのくらいの速度が 出るかがわかります。
- 可能なら送信者はケーブルを使う。Wi-Fiでも大丈夫ですが、何時間も続くと安定性に欠けます。
- 非常に大きな送信はいくつかのフォルダに分ける。接続が切れても、やり直すのは1回分だけで済みます。
- まず受信者のディスクの空き容量を確認する。StrongFolderによるサイズ制限はありません。実際の制約は、受信側デバイスの空き容量、回線速度、そして両方のデバイスがオンラインでいられる時間です。
- 上り回線が遅いなら、どうせつけっぱなしのデスクトップから夜間に送る。
オンラインでいられないときは何を使えばいいですか?
オンラインでいることが不可能なら、P2Pは適していません。よい代替手段は次のとおりです。
| 状況 | よりよい選択肢 | 理由 |
|---|---|---|
| 10分後に出かける。ファイルは数GB | 転送サービス(WeTransfer型) | 1回アップロードすれば、受信者は後でダウンロードできる |
| 受信者は明日、別のタイムゾーンでダウンロードする | クラウドドライブのリンク | コピーがサーバーで待っている |
| 多くの人が数週間にわたって必要とする | クラウドドライブ(Google Drive、OneDrive、Dropbox) | 共有アクセス、プレビュー |
| 利用可能にしておく必要がある機密ファイル | エンドツーエンド暗号化クラウド | プロバイダーが読めない保存コピー |
| TB単位、上り回線が遅い、同じ都市 | 外付けドライブ | どんなアップロードより速い |
| 常時稼働のマシンがある(オフィスのPC、NAS) | そのマシンから送る | あなたの代わりにオンラインでいてくれる |
より詳しい比較は、P2P転送とクラウド転送の比較と WeTransferの代替サービスをご覧ください。
まとめ
P2Pでは送信者のデバイスが唯一のコピーなので、送信者はオンラインでいる必要があります。それが、アップロードなし、 保存されるコピーなし、サービス側のサイズ上限なしの代償です。上り速度から時間を見積もり、パソコンを起動したまま 電源につなぎ、タブをアクティブに保ちましょう。それができないときはクラウドのリンクを選びましょう。実際の制約に ついては制限と動作要件で詳しく解説しています。